なんとなく胡散臭い表紙と、ざっくばらんな語り口ですが内容はいたって真面目でまとも。
税金の及ぼす効果が資産運用にどれだけの影響を及ぼすか。実際のシミュレーションで説明しています。
また、同じ外債であっても満期まで保有するか、途中で売却するかで税制がことなり、有利不利も変わります。
たとえば。。。
満期前に売却
譲渡所得として総合課税。5年以上保有していれば、譲渡益から50万円を控除して更に半分が課税対象。
満期償還。
雑所得として総合課税。償還益から20万円を控除した分が課税対象。
外貨預金
は利息と
為替差益
の双方に課税されます。外貨MMFは利息のみが課税対象です。似たような商品であっても外貨預金は
外貨MMF
よりも課税上非常に不利です。
また、似たような資産であるインデックスファンドとETF。しかし、課税上、
インデックスファンド
は
投資信託
として、ETFは株式として扱われます。
こうした税制のゆがみを指摘しています。
含み益の出ているアセットクラスを売却。利益確定をする。含み損の出ているアセットクラスを購入する。リバランスは理屈の上ではこうした作業をすることになります。
しかし、利益を出すとそれだけ税金がかかります。つまり、リバランスは保有している資産を売却することで行うのは非常に不利です。
むしろ、新規に買い付けるアセットクラスを調整することでリバランスを行うことが合理的な選択である事が分かります。
発売されてから少し時間がたって税制のゆがみを知り、積極的に
節税
に取組むには読みやすい本だと思います。
安間 伸
東洋経済新報社 (2003/04)
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改めて税金について考えさせられる

手数料と税金がカナメであると説く。

「まさに近視眼的税制!!」