2008年04月02日

ヒルズ黙示録 検証ライブドア

いまさら感もあるライブドアの捜査やニッポン放送の買収の内幕を検証したノンフィクション。

さらに、村上ファンドの阪神買収や楽天のTBS買収などについても踏み込んでいます。

堀江貴文宮内亮治のそれぞれが同じ方向を向いていたライブドアの絶頂。

堀江のタレント化が微妙にライブドアの両輪の関係をおかしくしていきます。堀江はひたすらスポットライトを浴びるた派手なパフォーマンスに走ります。

著者のライブドアと楽天の比較がなかなか興味深いです。三木谷は裕福な家の生まれで興銀出身、幹部もメガバンクのOBが多い。一方、ライブドアの幹部は堀江を中心として変わった家庭環境や経歴のメンバーが多くなっています。世間をあっと騒がせたい、見返してやりたい、という背景には彼らの家庭環境や経歴もあるのではないか、と著者は分析しています。

堀江から後事を託された平松庚三。ソニー出身の彼の新体制は従来のライブドアの企業文化との軋轢もを多かったようです。企業としての成熟は得られたものの、やめざるを得なくなった幹部の存在もあったようです。

平松庚三宮内亮治などライブドアの関係者が本を出しています。そのなかでも当事者から一歩はなれた位置にいるものだから書ける視点から事件を描いています。

事件を扱ってはいるものの非常にドラマチックで読み始めると一気に読み終わってしまいたくなる魅力のある文章です。

ヒルズ黙示録―検証・ライブドア
大鹿 靖明
朝日新聞社
売り上げランキング: 67961
おすすめ度の平均: 4.5
5 ライブドア事件を総括
5 魑魅魍魎
4 結局、全部読め!?
5 ヒルズの栄光時代
3 わ☆面白そうと思い事件を楽しむタイプが買う本

2008年04月03日

株式市場は世界恐慌も同時多発テロも乗り越えて多分明日も亡くならない

世界恐慌、ニクソンショック、ブラックマンデー、テロ等の大きな経済的変動。想定外のリスクをどのように市場メカニズムに取り込んでいったかが書かれています。

ケインズが世界恐慌で多くの含み損を出しながらも株式を保有し続けたこと、その後の好景気の恩恵を受けたことなども書かれています。

リスク〈下〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
ピーター バーンスタイン
日本経済新聞社
売り上げランキング: 1341
おすすめ度の平均: 4.5
4 (上)は統計学の本(下)はリスクマネジメントの本
5 統計学の参考書としても有効
5 儲かる方法が書いてあるわけじゃないですよ
4 勇気を持って試みる
5 リスク概念についての考察には必読の一冊


続きを読む
posted by のら at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式投資が止まらない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スタバはメニューが難しいので年寄りは注文の時に緊張しちゃうYO!

ミルミルさんが大分前に薦めていたのを思い出して読んでみた。
http://blog.livedoor.jp/mujinakko_2009/archives/51177549.html

価格について理解できる良書だ。難しい数式は出てこないので物理や数学や経済学が苦手な人でも理解できる。

自分でお茶を入れれば、わずかの支出で済む。しかし、なぜかペットボトルのお茶を高い費用を負担して買う。

この費用はお茶のみを買っているわけではない。湯を沸かしたり、運んだりする手間やブランドイメージも消費している。

消費者はペットボトルを買うことで手間を省くことが出来る。同時に流通コストなども負担することになる。

自分がなにを買っているのか?ペットボトル一本のお茶と自分で出したお茶との比較からいろいろなことが見えてくる。

ホッと一息つく時間、お茶を入れる手間、流通コスト、安心感など。ペットボトルのお茶は多くのものを消費しているわけだ。

ちなみに、私はスタバは注文するときにメニューが難しいので緊張してしまう。

だから、ドトールのほうが好きだ。



吉本佳生先生は金融商品についてもとても詳しい。そちらのほうも内容にスパイスが効いていてオススメ。

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
吉本 佳生
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1255
おすすめ度の平均: 4.0
4 身近なところから実感できる経済学
3 スタバではグランデを買え
4 モノゴトは裏からもみてみよう
4 ケチな人に読んでほしいかも、
3 ケーススタディではありませんが。

2008年04月05日

インデックス投資家の皆さんの紹介と勝間さんと澤上さんと

また、ぺらぺらと見ていたらいろいろ面白かったので備忘録も兼ねて書いてみるTest

こちらのブログでリンクを貼らせて貰っているインデックス投資家の皆さんのアセット・アロケーションなどが紹介されている。

NightWalkerさん、rennyさん、水瀬さん、ybさん、fundstoryさん...

日経マネー 2008年 04月号 [雑誌]

続きを読む
posted by のら at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 資産運用大作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

通貨とかコモディティへの投資についてとか

のらは内藤忍先生が好きだ。アセット・アロケーションについて最初に具体的な商品名で説明してくれた本。それが内藤先生の本だと思う。

そんなわけで以前にも「内藤忍の資産設計塾 外貨投資編」については書いている。
http://norafp.seesaa.net/article/52620780.html

しかし、以前書いた2007年8月とは為替相場や株価も大分変わってしまった。当時は株価と原油価格が正の相関関係だった。今では逆相関になっている。

経済状況も変化した現在、改めて読んでみると新たな発見があったりするのでまた書いてみる。

内藤忍の資産設計塾 外貨投資編
内藤 忍
自由国民社
売り上げランキング: 14710
おすすめ度の平均: 4.5
4 今年の本ですら既に古さを感じる金融界の流れ
4 外貨投資の参考書
4 外貨投資全般をよくまとめた良書です
5 新興国投信からFXまで、正に外貨投資全般の参考書
5 渾身の一冊


続きを読む
posted by のら at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資信託爆発しろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

経済学を生活でイカしたい

経済学に疎い人向けの本だとバカにしていた人。はい、私です。ゴメンナサイ。

でも、この本は面白い。ああ、ちなみに投資の本ではないです。

経済学部の人や経済学部を卒業した人にも読んでもらいたい。

資産格差と所得格差でホントに解消が難しいのは資産格差だそうだ。

所得の高い人は高い所得税だけではなく、高い取引費用を負担している。たとえば、忙しいからタクシーで移動したり、スーパーの特売を諦めたり、家事サービスを頼んだり。。。

資産の多い人は、時間的に必ずしも忙しくない。だから高い取引費用を負担する必要がない。10円安い牛乳を買うために、一駅先のスーパーまで自転車で行ったりするわけだ。

しかも、資産格差は世代を超えて受け継がれやすい。ちなみにここで言う資産は、金銭的なものだけでなく技能や教育水準も含めた広い意味での資産だ。propertyと考えたほうが近いのかな。

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
吉本 佳生
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1354
おすすめ度の平均: 4.0
4 身近なところから実感できる経済学
3 スタバではグランデを買え
4 モノゴトは裏からもみてみよう
4 ケチな人に読んでほしいかも、
3 ケーススタディではありませんが。

2008年04月11日

橘玲の投資んぼ

年収が300万のサラリーマン。このサラリーマン君自身を金融資産と考えたら?

毎年300万円の分配金を35年間産む国内債券や国内株式と同じ。

自分自身を金融資産の一部という考え方をする人は、木村剛先生とか他にもいる。しかし、橘玲先生のこの考えはなかなか斬新だ。

自分自身を円貨建ての金融資産と考える。そこまで踏み込んで考える人はあまりいない(と思う)。日本で働き円建ての給与のサラリーマン。生涯賃金で見ればポートフォリオは圧倒的に自国通貨に偏っている。

だから、外貨建ての資産を数百万、数千万買ったところで圧倒的に日本円の資産が多い。
分散投資を考えるのだったら、年金基金のような自国通貨に偏った保守的なアセット・アロケーションは不健全だと橘玲先生は主張する。

日本円の為替リスクをとりすぎ!という主張だ。

読みやすく引き込まれる文章だ。単純に読み物としても面白い。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術
橘 玲
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 106
おすすめ度の平均: 4.0
3 大げさなタイトルに比べて、ベーシック過ぎる投資法
5 金融の世界を旅する本
5 MPT真理教徒なら役に立つかも.
5 ■どのレベルの個人投資家にも必読の書!!!
4 楽しく読めました

posted by のら at 00:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 資産運用大作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術
橘 玲
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 95
おすすめ度の平均: 4.5
5 本当の合理性は「非常識」
3 タイトルに比べて、ベーシック過ぎる投資法
5 金融の世界を旅する本
5 MPT真理教徒なら役に立つかも.
5 どのレベルの個人投資家にも必読の書!


この本は海外投資についてがメインだがそれだけではない。

海外ETFの紹介はかなり充実している。海外ETFで国際分散投資をしたいけど何を買っていいか分からない。そんな人はこの本を参考にすると良いと思う。

またヘッジファンドの紹介が秀逸だ。まず、私募ファンドに応募したりアクセスしたり出来ない時点でヘッジファンドの第一次選考からは漏れている。そして、海外ETFの成功報酬という報酬体系がもたらすモラルハザードを警告している。

イギリスのマン社などのファンドをろくに中身を理解せずに売っている日本のマン社代理店に対して厳しい指摘をしている。代理店はマージンを稼ぐのが仕事だ。過去の運用成績のいいファンドを適当に選んで薦めてくるが将来の運用成績を保証するものではない。

ちなみに、マン社のファンドオブファンズを買いたければ同社の株式を買うといいらしい。ファンドの運用成績とほぼ同じ株価の動きをするそうだ。信託報酬もかからない。


続きを読む
posted by のら at 21:33| Comment(2) | TrackBack(1) | 資産運用大作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

そろそろ本気で学びませんか?個別銘柄への株式投資。

インデックス投資家はインデックス投資がベストだと考える向きが多い。

のらはベストだとは思っていないがベターだとは思っている。

また、インデックス投資家には新興国への投資が好きな人も多いらしい。

そうした、想いを打ち砕かれる本だ。

個別株への投資、成熟産業・成熟企業への投資、配当の再投資、そうした重要性や旨みを認識させられる。


株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす
ジェレミー・シーゲル 瑞穂 のりこ
日経BP社
売り上げランキング: 4129
おすすめ度の平均: 4.5
5 【長期株式運用必読の書】
5 未来は明るいのだ
5 歴史に残る名著
5 「成長の罠」と「時に裏打ちされた価値」
4 本書を要約すると


続きを読む
posted by のら at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式投資が止まらない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月22日

コモディティのファンドを売却した

保有するコモディティのファンドをすべて売却しました。もっとも、全体に占める比率はわずかです。お試しで購入してみたファンド。

売却した理由は下記の4点。

続きを読む
posted by のら at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資信託爆発しろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

サラリーマンは副業を持てば節税もできるし、生活も充実するYO!多分(;´∀`)

サラリーマンの節税について書いた本のなかではかなり優れた部類だと思います。

しかも、具体的で非常に分かりやすい。

無税、とタイトルにありますがもちろん違法な脱税ではありません。合法的な節税の方法です。基本は所得税住民税の節税です。固定資産税とか、酒税とか消費税とか相続税の節税の話は出てきません。

給与所得をいかに減らすか。それが本書のポイントです。

「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう
只野 範男
飛鳥新社
売り上げランキング: 26757
おすすめ度の平均: 4.5
5 実践してみました。
4 普通のサラリーマン世帯向けの画期的な良書
5 読みやすい・わかりやすい
5 無税は可能なんだ
5 家族で毎年1度の海外旅行も夢じゃない♪



列挙すると。。。

続きを読む

2008年04月28日

年金積立インデックスファンド海外新興国についてマネックスに聞いてみた

日興アセットマネジメントの年金積立インデックスファンド海外新興国株式、年金積立インデックスファンド海外新興国債券についてマネックス証券に聞いてみました。予想通りではありますが大人の答えが返ってきましたYO!

質問の内容は以下
年金積立インデックスファンド海外新興国株式及び年金積立インデックスファンド海外新興国債券について取扱の予定の有無。あったとしたらいつ頃から購入できるか?


続きを読む
posted by のら at 23:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資信託爆発しろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月30日

ヒルズ黙示録 最終章

今さらだが読んだのでメモ。連休だしね。

検察と被告(宮内亮治)との司法取引の推測が面白い。

前作の主人公は堀江貴文氏、村上世彰氏、三木谷浩史氏だった。今作は村上世彰氏、堀江貴文氏、宮内亮治氏、検察当局と言ったところか。群像劇的な書き方をしている。

ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書)
大鹿 靖明
朝日新聞社
売り上げランキング: 158936
おすすめ度の平均: 4.5
5 最高に面白い暴露本
3 取材とは・・・
5 Journalistが記すNonfiction娯楽作品!
5 とにかく緻密な大作
4 遠くなったあの時代の検証

続きを読む
ブログパーツ
※ご注意 当ブログ及びリンク先、広告の記載内容等に当方は一切責任を負いません。ご自身の責任においてご利用、ご確認ください。

※個別の株式銘柄、金融商品、資産運用、ライフプラン、投資額、運用成績などのご質問にはお答えできない場合があります。

※株式投資、金融関連商品のご購入などはご自身の責任で行ってください。

※リンクはご自由にどうぞ。コメント、トラックバックは内容やリンク先を確認させていただいております。掲載できない場合もありますがご了承ください。