のら(ペーパーFP)のブログ。資産運用や経済について書いてます。

2008年06月21日

内藤忍批判の底の浅さについて

おそらく、アセットアロケーションについて教えを請うたら、もっとも分かりやすく説明してくれると思う内藤忍先生。本書はベストセラーであり、ロングセラーでもある資産設計塾シリーズの最新作であり、大幅改訂版であり、集大成でもある。

投資を始めて早い時期で読んでおきたい本。

以前のエントリはこちら
魁!内藤忍の資産設計塾
http://norafp.seesaa.net/article/101160431.html


【新版】内藤忍の資産設計塾
内藤 忍
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4 初心者から上級者までお勧め


以前のエントリでは大分褒めちぎってしまったかもしれないが、気になった点を少々。

他の有名ブロガの方も指摘しているが、アクティブ運用の期待リターンが高い。。。。

インデックスプラス3%はいくらなんでも期待しすぎではないかい ┐(´∀`;)┌

すべてのアクティブファンドの平均はインデックスとほぼ等しくなる(さらにそこから信託報酬が引かれる)。これは巻末や文中で紹介している本でも書かれている。

インデックスファンドETF等指数に連動した運用を中心にすえることを薦めている。しかし、アクティブファンドを利用して3%のアルファ(市場平均を上回る投資収益率)を狙うの?いやぁ、継続的に市場平均を3%超えたファンドはかなり少ない。しかも将来も3%を超えるとなるともっとしんどいぞ。

だったら開き直って、個別株の運用で信託報酬等のコストを圧縮するほうが長期では運用成績に結びつくと思うのだが。。。。少なくとも日本株についてはそういう選択もあり、だと思う。

のらは銘柄選択の目はない。相場観もない。

しかし、おさるのダーツ投げのように投資先企業と業種を分散し時価総額の大きな銘柄を中心に投資すれば、市場平均と大して変わらない運用成績になる(はず)。しかも、信託報酬はかからない。この辺は、「ウォール街のランダム・ウォーカー」とかに詳しい。

ホンネの資産運用セミナー | 新版・内藤忍の資産設計塾〜アクティブファンドの期待リターンがなぜこんなに高いのか?
http://fund.jugem.jp/?eid=685




それと、損切りについて。

内藤先生は株価のトレンドが予想と異なる方向に動いた際の損切りを推奨している。

のらはほとんど損切りをしたことがない。

それでも損切りしたとたんに反発することはよくある。自分が損切りをしたくなっているとき、他の投資家も含み損に苦しめられている(はず)。

澤上篤人先生のように損切りしたくなったときこそ、買い時だ。カブが大安売りだ、とポジティブに考えて買い増すくらいの、度胸が必要なのではないだろうか。

大きく相場が下落したときは長いスパンで見れば大きなチャンスであることが多い。内藤先生自身も主張している。

大幅に下げたときは痛みに耐えつつも、平均への回帰を想定し暴落したアセットクラスを買い増す。そんなちょっとサディスティックな感覚感覚が必要ではないだろうか。正直、損切りに対する考えには少し違和感を感じた。

もっとも、だからと言って本書が悪い本、というわけではない。むしろアセットアロケーションについて丁寧に書かれた良書だ。だからこそ、著者との微妙の見解の相違も気になってしまう。

エントリが長くなったので次に続く。
http://norafp.seesaa.net/article/101204898.html


ヲチしているブログの関連エントリ
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー 「【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法」(内藤忍著)は充実のシリーズ総集編!
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-751.html
rennyの備忘録 | 【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法
http://renny.jugem.jp/?eid=618
NightWalker's Investment Blog: 【新版】内藤忍の資産設計塾─あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2008/05/post_5f0f.html
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