2008年09月11日

ビジネス書が崩壊して泣きそうな件について

成功している企業はビジネス書ビジネス誌にこう讃えられる。
「本業に集中して顧客を大切にしているエクセレントなカンパニー
「次々と新しいことにチャレンジするフロンティアスピリッツにあふれた企業風土
「各事業部ごと、地域ごとで競争をしているすばらしい企業」
「効率的な組織運営でトップの意思が末端まで行き渡っている」

同じ経営でも失敗すれば、批判される。
「新規事業の開拓をしない、チャレンジ精神に欠ける保守的な企業」
「コアコンピタンスを発揮している事業以外はただのお荷物」
「各事業部ごとで重複する業務やシステムを抱えており、無駄で非効率」
官僚的な組織で硬直的で現場の創意が活かされない」


ビジネス書として大ヒットしている「エクセレント・カンパニー」、「ビジョナリー・カンパニー」、「ビジョナリー・カンパニー2」を例に出して説明している。

これらの本でエクセレント!と評価された企業がその後どうなったか?の追跡調査などだ。

なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想
フィル・ローゼンツワイグ
日経BP社
売り上げランキング: 2347
おすすめ度の平均: 4.0
3 前々からわかってた
4 いままでのビジネス書は“妄想”で書かれている!?
2 ”同じ穴のムジナ”だな、これも。
5 結局、業績向上のための定石はないのか
5 あーあ、言っちゃった



如何にビジネス書の企業分析がいい加減か。

費用さえ負担すればシンクタンクはいくらでも本物っぽい論文を作る。数字は都合の良い物だけ使えば住むことだ。

ビジネス書は成功した企業の分析をしているが、失敗した企業の分析はほとんど行わない。

最初から生き残りバイアスがかかった調査にしかなりえない。

つまり結論の出ている調査、と言うわけだ。

それでもビジネス書は確かに(読み物としては)面白い。経営を成功させるにはいくつかの決まった戦略や方程式があるかの幻想を抱かせられる。経営者や管理職はそうしたお伽話にすがりたくもなる。

だが、経営に経営戦略が与える影響は非常に限定的だ。技術革新や、競合他社の状況など経営者にはどうしようもない経営環境の影響がほとんど。(その時点の)経営者が業績に与えられる影響は4%程度、という研究結果もある。そんな本はビジネス書としては面白くもないし、すがる対象にもならない。だから売れない。

ビジネス書を売りまくるにはエグゼクティブにあたかも「銀の弾丸」があるかのように錯覚させる必要があるのだ。

のらFPのブログ: あまりビジネス書を怒らせないほうがいい
http://norafp.seesaa.net/article/106678530.html
に続く




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書評:なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想 - 道産子投資道(インデックス投資&海外ドラマの日々) - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aki10292002/24711253.html

VMaxの投資のブログ: なぜビジネス書は間違うのか
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_95f6.html
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