はっきりいって問題は難しい。私は理由を含めて説明できるものは半分くらいしかだった。
金融機関のカモにならない! おカネの練習問題50
posted with amazlet at 08.11.15
吉本 佳生
光文社
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お金は人任せにしてはいけないということ。正解できないのには2つの理由がある。
1.金融・経済を理解できていない。
2.著者と価値観が違う。
1.はまぁ、仕方がない。ちなみに、私も過去に金融機関で購入の相談をしたところ商品知識を探るようなアプローチをされたことがある。
2.本書では著者の価値観とビミョーに違うことがある。それが悪いというわけではない。新鮮で発見があるのだ。
構成も非常に練られていて読みやすい。
定期預金や普通預金も含めて金融商品を買うときは
1.シンプルな商品を買う。
2.金融機関の儲けと税負担が分かる商品を買う。
3.面倒でも電卓を叩いて計算してみたり、グラフを作ってみる。
1.は今までもこのブログで書いてきたと思う。現物の株式や、インデックスファンド、債券現物、MMF、ETFなど単純な商品は低コストな商品が多い。
2.仕組みの複雑な金融商品にろくなものはない。仕組み債や、満期特約定期預金が例だ。どこが儲けか分からない商品は、それだけ金融機関がサヤをとりやすい。
3.分からないときはとりあえず、自分で電卓を叩いてみる。思い込みや感覚と実際に計算したときでは結構な乖離がある。特に金融機関の意図が隠れている場合は自分で手を動かしてみる必要がある。金融機関にとって有利な条件ばかり当て込んでいるケースがある。
ところで、地方自治体なんかも利率変更特約付きの借入なんかしちゃったりしているんだね。ノックイン条項付きの仕組み債みたいなもんだ。仕組みの複雑な商品はやめた方が良いと思うぞ。
本書はサラッと読み流さずに、面倒でも自分の頭で考えて問題に取組むことを勧める。
ヲチしているブログの関連エントリ
20歳からの投信による資産形成: 「おカネの練習問題50」
http://shinkansen-19641001.cocolog-nifty.com/kodama/2007/11/50_65ae.html
ブログ覗かしてもらっています。
ヨロシクお願いします。
質問形式ではなく、金融業者は嫌がるけどこれがベターみたいに書かれていました。