2009年01月26日

なぜ、この人たちは金持ちになったのか - 億万長者が教える成功の秘訣

いわゆる「お金持ち本」。

前作の『となりの億万長者』は非常に高い評価を受けている。

お金持ちが派手な生活を控え、質素に暮らしていること、、お金持ちが子供達の経済的自立を大切にしていることを紹介している。

蓄財優等生か劣等生かは資産が
年収(税引き前)×年齢÷10
に到達しているかどうかで決まる。


この式は前作『となりの億万長者』も本作と同じだ。

本書ではもう少し突っ込んでお金持ちの行動を分析していることを期待して読んでみた。

なぜ、この人たちは金持ちになったのか - 億万長者が教える成功の秘訣
トマス・J・スタンリー
日本経済新聞社
売り上げランキング: 47495
おすすめ度の平均: 4.0
4 「金持ち」のプロファイリング
5 ミリオネアマインド
4 お金との良い付き合い方を学べる
3 「となりの億万長者」の続編。「調査結果」とは離れている。
3 苦労の連続と逆転的な発想そしてよい伴侶にめぐまれる事
はっきり言って期待を裏切られた。

結果として成功した人のインタビューから妙な精神論、過剰な普遍化などが鼻につく。

また統計データも一見科学的に見えて実は生き残りバイアスなどの問題が多い。サンプルとして適当と呼ぶには怪しすぎるし、統計学的にまともなのだろうか。

流行のないデザインの家具を長く使う。
靴を修理して使い、新しい靴を選ぶ時間とお金を節約する。
不動産価格が下落しているときに家を買う。

など、小技というか教訓というか格言としてはおもしろい話もある。

しかし、妙に説教臭い話がゐや〜んな感じなのだ。
学生時代の成績が悪い人は自分の弱点や挫折の味や能力の限界を知っている。
信仰心を持て、教会に行け。
誠実であれ。
などなど。

まぁ、それでも読みたいなら止めないが、『となりの億万長者』と『まぐれ』を先に読んでおくべきだと思う。

なぜ、『まぐれ』もすすめるか?『まぐれ』で『となりの億万長者』の調査方法の問題点を指摘しているからだ。

2009年1月27日追記
誤解があるといけないので念のため書いておくと『となりの億万長者』は(突っ込みどころもあるがそれでも)非常に良い本だ。


関連エントリ
となりの億万長者はなぜ成功して、私はなぜ不幸なのか
http://norafp.seesaa.net/article/104310566.html
となりの億万長者―成功を生む7つの法則
http://norafp.seesaa.net/article/34871131.html

ヲチしているブログの関連エントリ
乙川乙彦の投資日記: 森剛志,小林淑恵(2008.8)『日本のお金持ち妻研究』東洋経済新報社http://otsu.seesaa.net/article/113022085.html


posted by のら at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 資産運用大作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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