2009年02月07日

そういえば富士通の成果主義ってどうなったの?

人事や雇用問題に詳しい城繁幸先生の出世作。

他の日本の企業に先駆けて成果主義を取り入れた富士通がどのように変化をしたか、現場にいた者の視点で赤裸々に描かれている。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)
城 繁幸
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おすすめ度の平均: 3.5
1 まぁ成果主義が日本にあわないのは同意しますが・・・
4 まずは制度ありきだと失敗するね
3 読みにくい
3 内側から見た富士通
4 メチャ面白かったけど、定価ならやっぱり買わないな


成果主義の名の下で行われる、経営茶坊主の暗躍、評価シートにろくに目を通さない上司、名誉職化する管理職、現状に満足し努力することを放棄する現場、第二人事部として人事部の意向を追認する労働貴族が牛耳る御用組合。

賃金抑制の目的も併せ持つ成果主義の及ぼした影響が克明に描かれている。山崎元先生の言葉を借りれば「人事コンサルタントが紹介した陰気な成果主義」そのものだ。

残留したものは現状に満足し、出世や昇進の意欲を捨てたやる気のない人間と社内政治が趣味の経営茶坊主。外部で通用するスキルを持った人間は多く流出してしまった、とのことだ。

おそらく、成果主義を導入している会社では多かれ少なかれ富士通のような事例は存在するのだと思う。

ちなみに、誤解のないように言っておくとわたしは富士通製品は優秀だと思っているし、富士通製品も好きだ。

もっとも、組織改革に失敗したのは富士通だけでもない。ビッグブルースに詳しいが、IBMも組織改革で血反吐を吐く苦しみを味わった。もう少しすると、GMを始めビッグスリーのネタが出てくるのかな?
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