2010年12月05日

新興国債券ファンドの「その他の費用」に全俺が泣いた

投資信託委託会社の人と話す機会があった。気になっていた新興国債券ファンドの「その他の費用」について聞いてみた。売買委託手数料、有価証券取引税、そして保管費用が新興国債券のファンドは高い。


まず、売買委託手数料について。株式と異なり、債券は新興国債券といえど相対取り引きが中心だそうだ。相対取り引きだと、市場での取引と異なりどうしても売値と買値のスプレッド(価格差)が大きくなりやすい。

もう一つは有価証券取引税。ブラジルが金融取引税を6%に引き上げた。外貨からブラジルレアルに交換するたびに6%の税金がかかることになる。つまり、ブラジルレアル建ての債券の比率を増やすたびに税金がかかることになる。

このように間接費用が高いので、売買の回転率を如何に下げるか、という点が運用の成績に大きく影響を及ぼす。なるべく無駄な売買はしないようにする。指数からの多少の乖離には目をつぶってでも、税コストを意識しなくてはならない。

というか、指数との連動を目指しすぎると間接費用がかさんで指数と乖離する、というジレンマを抱えている。

話していて感じたのは新興国債券は投資対象としては不適切なのではないか、ということ。間接コストが高すぎるのだ。

実は新興国債券クラスの期待リターンは先進国債券の期待リターンと大差ない。間接コストを差し引くと期待リターンはさらに下がってしまう。その割にリスクは高い。株式並みのリスクと言える。それでも入れるべきか?と問われると家族や友人には勧められない。
posted by のら at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資信託爆発しろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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