2011年02月27日

俺は投資戦略の発想法を肯定する

昨年話題になった木村剛氏。残念な結果になってしまったので、ひょっとするとこの本の続編が出ることはないかもしれない。10年近くにわたって、改定を重ねてきたので更新が止まってしまうのは残念だ。

ここでは氏の経営者としての側面には触れず、著書についてのみ書きたい。洋書の経済学の入門書のように各章の最後に要点が載っていて非常に読みやすい本だ。

投資戦略の発想法〈2010〉
木村 剛
ナレッジフォア
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木村氏の投資戦略は以前とほとんど変りなく、非常に骨太で単純だ。

・最低2年分の生活防衛資金の確保をしてから投資を始める。
・投資よりもお金のかからない生活習慣のほうが効果的。
・投資に注力するよりも仕事で努力する。
・適当なアセットアロケーションを放置。
・頻繁な売買は行わない。

生活防衛資金をいくら持つか、というのは投資家の交流会でも議論のつきない話題ではある。著者も指摘しているようにリーマンショックのような大暴落時にも動揺せずに平静を保ったり、買い向かったりできたのは、潤沢な生活防衛資金を持っていた人たちであろう。

生活防衛資金が増えると一見投資効率が落ちるようにも見える。しかし、精神安定剤的な役割を期待し、長く市場にとどまる効果まで併せて考えると防衛資金の効果は絶大だ。

ちなみに、このブログでも度々紹介している山崎元氏、内藤忍氏について。木村剛氏は彼らの著書についてかなり好意的な評価をしているのが本書から読み取れる。
この記事へのコメント
同感です。本としては、評価できる良書だと思います。
Posted by レバレッジ君 at 2011年03月02日 08:36
小泉政権以降の経済政策についての著者の意見が(あのような事件があったため)むなしく響くのが残念です。
Posted by のら at 2011年03月02日 22:28
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