2011年05月23日

外国の証券口座を開設しない理由

今週の週刊東洋経済は「それでも円を信じますか-海外投資のススメ」というタイトルだった。

海外投資をススメる理由や手法は他誌や他の書籍と大差がないのでここでは紹介しない。

本誌では「投資の上級者向け」に海外の証券会社での口座開設やなどを紹介している。外国の金融機関のスゴさを説く記事や海外口座開設ツアーは、忘れたころに流行り出す。

週刊東洋経済では米国のInteractive Brokersと香港のBOOM証券を勧めていた。

ちなみに、私的には海外での口座開設は勧めない。

なぜか?

「何か」があった時の扱いがとてもメンドクサイからだ。

例えば、口座名義人が死んだ時。

本人でない人間が海外の証券会社の口座から資産を引き出すのは非常に困難だ(本人以外の人間に気前よく金を渡す金融機関を利用したがる人はいない)。しかも不幸にも死んでしまった時は相続関係書類等についても外国語で海外の金融機関への提出が求められたりする。

そんな面倒事を私は家族に押しつけられたくない。家族に押しつけたくもない。

また、相続する人間が資産を引き出すのに十分な語学力が求められる。同時に海外及び日本での相続に関する法律の知識も持ち合わている必要がある。税金も同様だ。もちろん金融に関する知識も求められる。

これらの知識やスキルを子供や配偶者や親などの相続人(相続する人)に求められるだろうか。あるいは、あらかじめ何かあったときに頼れる人物を探しておくことが出来るか。そこまで相続人に求める事などとてもではないが出来ない。実際専門家でも外国語に堪能で、日本と外国の法律に詳しく、相続税や贈与税の計算も任せられる人物を探すのは困難だ。というか、日本語でもメンドクサイものを外国でやれというのはかなり酷だ。

仮に死ななかったとしても自分が認知症になってしまったり、脳に障害をおってしまったり、身体の自由を失ってしまったりしたときにも同様の苦労が求められる。

突然、大きなお金が必要になる時と言うのは困った時でもある。

困った時にさらに難儀を背負いたいか?わずかな運用利回りや運用コストのために負担すべき費用かもう一度考えてみてくれ。
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海外口座は遺産相続の良いハードル
Excerpt: ネタ元: 外国の証券口座を開設しない理由 (のらブログ) ちなみに、私的には海外での口座開設は勧めない。 なぜか? 「何か」があった時の扱いがとてもメンドクサイからだ。 (中略) そ..
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Tracked: 2011-05-23 22:37
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