2011年07月22日

朝倉智也氏のアセットアロケーション

朝倉智也氏の主張するアセットアロケーションは結構ユニークだ。私的にはかなりの変化球だと思う。真似るかどうかは別として共感できる点と、疑問点を考えてみた。




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共感する点について

・日本株は必ずしも持つ必要はない。日本にいる限り日本経済の状況と給与水準には相関関係がある。また、年金などを通じて日本株は間接保有している。リスクの分散という点からは日本株を保有する必要性はない。敢えて日本株を外す、というのもアリだろう。

・20年後の世界の株式市場の時価総額を先取りしたアセットアロケーション。


疑問のある点

・債券は保有しなくてもいいと思う。特に新興国債券は信託報酬だけでなく、売買費用、保管費用なども高くなりがちでハイコスト。ハイリスクな割にリターンは先進国の債券と(長期的には)大差がないと思われる。

・ゴールドは朝倉氏も主張している通り、それ自体は富を生み出さない。キャピタルゲインしか期待できないアセットクラス。その割には保有コストが高い。もう少し、欲を出して金価格と近い動きをする金鉱山株などを買ってもいいと思う。資源保有国の国債やMMFもアリかも。

・新興国の経済規模の拡大を意識して比率を多めにしている。しかし、GDPと時価総額と株価の上昇率は必ずしも一致しない。今後、新興国が成長すると市場参加者の多くが考えているとしたら、株価はすでに成長期待を織り込み十分割高になっているはず。逆に先進国の成長が鈍化するようだったら、株価も低成長を織り込んで十分割安になっているはず。新興国投資が有利だと言い切るには、新興国の株価が成長期待を依然として折り込んでいないことを明確にすべきだろう。

朝倉智也氏の他の著作などを読んでも感じることだが、新興国とコモディティ(特にゴールド)が好きだなぁ、と改めて感じた。
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