2013年02月23日

2013年中の株式・投資信託等の利益確定

日本版ISAが盛り上がってきている。

日本版ISAの導入と引き換えに配当や株式等の売却益への課税は2014年から本則である20%(+復興特別所得税)となりそうだ。

であれば、売却益への課税が10%(+復興特別所得税)の2013年中に一度利益確定をするのが、合理的な判断だと思う。ここでは、一部の株式・投資信託等に含み損や含み益が出ているが、全体としては含み益を抱えている、という前提で話をしていく。合計で含み損が出ている場合は、一部の含み益を抱えている商品の取り扱いについては、参考となるかもしれない。

では、政策の行方を見極めつつ、どのタイミングでどこまで売却するかが課題となる。

タイミングが、2013年の後ろにずれ込めばずれ込むほど、私と同じことを考える人は増えてくるだろう。当然、利益確定が市場の下げ圧力となる可能性はある。

タイミングについては機会があれば後日改めて考えるとする。

というわけで、ここでは売却したものは(ほぼすべて)買い戻す、という前提で考察してみる。

以下では(2014年から本則の20%に戻る、という仮定で)2パターンの利益確定戦略を考えてみた。



1 全て売却し、全て買い戻す。
 もっとも、単純で何も考えなくていい戦略。含み損がある株式・投資信託等は、含み損がなくなる。

 含み益がある株式・投資信託等は含み益を吐き出す形になる。2013年中に損益通算をするので2013年中の課税額は次の2よりは少なくなる。2013年末の口座には含み益も含み損もほとんどなくなる。



2 含み益のある株式・投資信託等だけ売却する
 含み益のある、株式・投資信託等だけを(税率10%である)2013年中に売却して利益確定をする。

 含み益がある株式・投資信託等を買い戻すので、含み益が消失する。含み損だけを残すことになる。2013年末の口座には含み益がほとんどない株式・投資信託等と、含み損のある株式・投資信託等が並ぶことになる。

 なぜ、含み損のある株式・投資信託等を敢えて残すのか?それは、(20%で課税される)2014年以降に含み損と配当金・分配金や他の商品の売却益と利益相殺をし、節税するためだ。

 2013年中の課税額は1よりは大きくなる。しかし、(未来のことは不確定だが)長期的には20%で課税される商品と利益相殺が可能な分、こちらのほうが課税額は少なくなる(はず)。

 欠点は今後、大きく株価が下がった局面で株式・投資信託等を売却せざるを得なくなったときに、2013年にたくさん支払った税金を取り戻す手段がないこと。



現時点でのお勧めは2だが、今後、私自身の中でも答えが変わる可能性がある。

いずれの戦略でも共通しているのは数日間の価格の変動については目をつぶらざるを得ない。大きな変動が数日であった場合は、(プラス方向かマイナス方向かは別として)大きな影響を受ける可能性がある。

また、含み益の出ている口座を見て、ニヤニヤするのが好きな人には1も2も薦められない。いずれも、含み益を吐き出し節税することを目的としているからだ。含み損を抱えている画面に抵抗感がない人だけがとれる戦略だ。

アセットアロケーションに疑問を持っているならいっそ、この際にリバランスしてしまうの手だ。

ちなみに、日本版ISAに対する思いは別のところでも書いている。
http://norafp.seesaa.net/article/326581718.html
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