2007年04月20日

定期預金満期後の運用

満期の来たスーパー定期の今後の運用について相談を受けました。

相談者さんは金融機関から再度スーパー定期での運用を進められているとのことです。

のらFP的には、以下のように考えました。


まずは、教科書的な話から。。。

金利の上昇が予測される局面では、固定金利の商品に預けるのはNGです。逆に金利の下降が予測される局面では、変動金利はNGです。

次は金利が上がるか下がるかという問ですが、一応メディアなどでは長期的には上昇傾向、という見方のようです。わたしも大筋で同意します。

ちなみに、金利の下落が強く意識されているときは長期金利と短期金利の逆転などの現象が観測されます。

それを踏まえて、適切な運用を検討したいと思います。

まず、定期預金の金利と比べる金融商品としては以下のようなものがあります。

固定金利
定額預金、国債、個人向け国債(5年もの)など。

変動金利
個人向け国債(10年もの)、中期国債ファンド、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)など。

相談された方が銀行に薦められたスーパー定期5年ものでは年利0.9%税引き後、0.72%程度とのことです。

固定金利の金融商品として個人向け国債5年物のデータを参考に載せます。
個人向け国債 固定5年(第6回)

基準金利
1.18%
利率(税引前)
1.13%
利率(税引後)
0.904%


これを見ていただければ分かると思いますが、スーパー定期よりも、個人向け国債5年物のほうが流動性を考慮しなければ有利です。

さらに、高利率を狙うようだったら地方債、社債、という手もありますが流動性リスクが大きくなるのであまり個人向けとはいえません。

というわけで、私でしたらこの時点でスーパー定期は却下します。

イヤミな言い方を許していただければ、国債との金利の差だけ上前を金融機関にはねられています。金融機関としては同じ額を預かって、国債で運用するだけでその差額を収益にすることができます。

変動金利の商品ですとMMFの金利は現在各社とも0.4%ぐらい。ただし、金利が上昇すれば、短期債を中心に運用するMMFの金利は上昇します。似た商品にはMRFや中期国債ファンドがあります。中国ファンド、MMFは購入後1ヶ月以降は解約手数料がかかりません。MRFは翌日から解約できます。

銀行でも扱っている場合もありますが、証券会社のほうがこの手の商品は充実しています。

というわけで、まとめると、金利が上がると思うのならMMFまたは個人向け国債10年物、下がると思うのなら国債または個人向け国債(5年もの)です。

資産運用にある程度興味がありリスク許容度があればMMFまたは中期国債ファンドで運用します。相場が下げたときに株式や指数連動型上場投信などを購入すべきではないでしょうか。

相談者さんの場合、銀行預金が主であることから為替リスク、インフレリスクの低下のため外貨預金、外貨建てMMF、外債投信、外国株式投信なども積極的に検討対象にすべきだと思います。

資産運用に興味がなければ、MMFなどで運用しつつ積立でインデックス・ファンドを購入するのがいいと思います。すでに、インデックス・ファンドを購入しているようでしたら増額をしたり、リスク分散をはかるため前述の投信などを購入してもいいと思います。
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