2007年07月09日

はみ出し銀行マンの投資戦略―初めて明かすオレ流資産運用術

はみ出し銀行マン横田濱夫先生は好きです。

一年でベンツ5台分儲ける!はちょっとどうかと思いますが、生き様も横田節も大好きです。

でも、本書ちょっと違和感を感じます。

どちらかというと、私はバイアンドホールド戦略なのですが、横田先生は私より頻繁な売買を前提にしているからだと思います。

でも、そう言いつつも好きです。

日経平均が2万を超えたら持ち株の25%を売れ!日経平均が2万4千を超えたらさらに持ち株の25%を売れ!2万8千を超えたら25%を売れ!残り25%は天井がどこになるか分からないから、適当にホールド。

まぁ、言っていることは普通のアセットアロケーションなのです。でも、ぁろけゐしょんなんて難しい言葉だととっつきづらい、っていう人には横田先生みたいな指摘の方が分かりやすいでしょう。

突っ込んだ話となると内藤忍先生の本などのほうが詳しいです。しかし、横田節は読んでいて気持ちいい。

横田先生は山崎元先生などと違って、ETFやインデックスファンドに肯定的です。山崎元先生はインデックスファンドには否定的です。銘柄の入れ替えの際に指数が影響を受けることがその理由です。しかし、最近ではこのことも機関投資家に知り尽くされているとバートン・マルキールなどは主張しています。

つまり、指数に組み入れられそうな銘柄、外されそうな銘柄を先回りして利ざやを得るのはほとんど不可能かできてもわずか、ということです。

私は、山崎元先生の主張よりも横田先生やバートン・マルキールの主張のほうが理がある気がします。

あとは、ETFやインデックスファンドは信託報酬を高いと考えるか否かだと思います。

投資においては焦らないことが何より大切だと思います。あせって利益率や効率を追求すると、レバレッジをかけてみたり、短期売買を試みたりすることになります。成績を追求して、冷静な判断ができなくなり焦りさらにレバレッジをかけたり短期売買をしたりします。そうなると泥沼です。

一度マーケットから距離を置いて冷静になることも大切です。

自分に合わないことはやらない、というのも非常に大切です。流行りものに手を出さずに、自分の得意なフィールドを中心に運用をするようにしましょう。

最後に、資産運用で破滅した人の紹介がされています。他山の石として、ここだけでも十分読む必要があると思います。

運用は楽しいときもあります。しかし、家族や仕事や趣味を捨ててまでやることではありません。

むしろ、家族や仕事や趣味を充実させるためにやるべきことです。

投資の魅力に魅入られ、大切なものを切り捨てていった人の末路は読んでいて悲しくなります。

ちなみに、横田先生はファイナソシャルプラソナー、エコノミスト、アナリスト、ファンドマネージャーには厳しいことを書くことが多いのでそれらの仕事の人は覚悟の上で買いましょう。
はみ出し銀行マンの投資戦略―初めて明かすオレ流資産運用術
横田 濱夫
カンゼン (2007/04/22)
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おすすめ度の平均: 5.0
3 うまくやりたきゃ、読んでくれ!
5 これぞ正に「オモタメ」教科書本
5 楽しくてためになる本です



posted by のら at 21:44 | TrackBack(0) | 資産運用大作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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