2007年07月06日

統計数字を疑う

私は決して数字が得意ではないです。でも、嫌いでもないです。

実は仕事で某民間研究機関の下請けの下請けの助手みたいなこともやったことがあります(あんまり詳しく書けないからこんなもんでご勘弁を(・_・;。

そんな私には本書はとても面白かったです。

統計が必ずしも実態を反映していない。実態を反映しているようで実は別の要因がある。

たとえば、XとYの間には密接な関係があるようだ。しかし、実際はZがXとYに影響を及ぼしている。こういうことはよくあるそうです。

たとえば、カキ氷の消費が増えると腹痛を起こしてクリニックに駆け込む人が多くなる。
一見もっともなようです。

しかし、実際はカキ氷が消費増もクリニックの患者の増加も、気温の上昇と気温上昇による食中毒にが原因。

こうした、背景が読めないと統計の数字をそれっぽく演出で得きる人に騙されてしまいますよぉ。というお話です。

特に『経済効果○兆円!!』などという数字はかなり誇大な根拠や甘い見積もりに基づいて積算されていることが多いため、疑ってかかる。前提に当たってみることが極めて重要です。こうした数字は多分にご祝儀的なものであったりします。浮き世のつきあいからか、景気の良いことを喧伝しなくてはならないこともあります。結論先にありき!でそれに合わせて無理矢理に理論を組み立ていることもあります。

エコノミストの評価は分析の正確さのみではありません。メディアへの露出の高さや如何に受けが良いか、自社や関連企業のアピールをしているかなども評価に結びつきます。

アナリストエコノミストには正確な分析をする、というインセンティブと同じかそれ以上に受けの良い分析を乱発しがちになります。いわば市場の声に耳を傾けるのではなく、声の市場に迎合するのです。

そうした彼ら調査機関のことも思いやる必要があります。

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
門倉 貴史
光文社 (2006/10/17)
売り上げランキング: 8404
おすすめ度の平均: 5.0
4 著者の実体験に裏打ちされた経済統計解説
5 統計リテラシー向上にお薦め
5 数字をとらえるセンスが身に付く!


エコノミストは信用できるか 東谷暁著
http://norafp.seesaa.net/article/37350555.html
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