2007年07月21日

デスマーチ 其の弐

デスマーチに突入すると、仕事のできる人間、最も生産性の高い人間から消えていきます。彼らはほかの組織やプロジェクトでも通用するため、しようもないプロジェクトやアホな上司に付き合う義理もありません。

果たしてチームの技能(の平均)は低下していきます。プロジェクトマネージャーはだんだんと低下するメンバーの技能とも戦わなくてはならなくなります。

スカンクワークは秘密の場所や隔離された空間で仕事をするそうです。日本で言うところの『闇研』なども類義語でしょう。しかし、スカンクワークにしても、闇研にしても周囲の同意を得たうえで行わないことはかなりの危険を伴います。会社は組織ですし、規律を逸脱したり、目立ったりするだけで恰好の標的にされる可能性があります。労働基準法上の問題もあり労基署のお世話になる可能性もあります。


デスマーチ ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
エドワード・ヨードン 松原 友夫 山浦 恒央
日経BP社 (2006/05/03)
売り上げランキング: 4780
おすすめ度の平均: 4.0
5 できるなら プロジェクトが始まる前に読んで!
5 システム開発に携わる人必読
5 とにかく、面白い


















タスクの分類
緊急度と重要度 重要度 重要度
緊急度 心臓発作 割り込み
緊急度 予防・教育・訓練 暇つぶし
ライフハックの本などでも良く出てくる表です。

この中で、もっとも仕事の邪魔をし、生産性を低下させるのが「割り込み」。これを如何に排除するかが大切です。しかし、客観的には「心臓発作」と「割り込み」の区別はつきづらく「割り込み」の多い人は仕事に熱心に取り組んでいる、とかプラス評価をうけがち。

暇つぶしは仕事中に2chを見たり、とかかな(´∀` )

問題は「予防・教育・訓練」です。ここは効果が見えづらいため、評価に結びつきづらい。しかし、長期的にはここに時間やお金を投入しないと、技能や知識が蓄積されません。Googleの20%ルールはここに相当しそうです。

現実には「予防・教育・訓練」は緊急性のある仕事ではないので評価に結びつきづらい。しかし、ここに力を入れないと「その日暮」なワークスタイルになります。

逆に「予防・教育・訓練」に時間を避ければ組織の機能を向上させたり、自己の能力を高めたりすることが可能になります。つまり「心臓発作」や「割り込み」が発生する潜在的可能性を低下させることが出来ます。

「割り込み」に追われているワークスタイルは一見すると忙しくまじめに働いていそうです。しかし、明日の自分や組織のために働くのではなく、今日を過ごすための近視眼的なワークスタイルにおちいってしまいがちです。客観的には忙しそうでも、技能や知識の蓄積には結びつきづらいあまり好ましくない状況と言えます。

ソフトウェア開発の落し穴(デスマーチ)
http://iwatam-server.dyndns.org/software/devintro/deathmarch/deathmarch/

Googleの職場環境はそれほどでもない?
http://slashdot.jp/articles/07/06/28/1821240.shtml
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